丁度５割 [酒取表]
まずは、去年の成績である。目標を５割丁度とかなり下げたのであるが、だいぶ苦戦した感じだ。１２月２７日に１８３勝と目標勝利数に達し、残り４日の内お酒を飲まない日があったらどうしようと心配することもなく、きっちり１８３勝１８３敗５割で終えた。
一年の計は元旦にあり、基本的な目標はお酒を飲むのは２日に１日と決めているが、飲んだ日を負け飲まなかった日を勝ちとして毎年何勝すると細かな目標を立てている。さて今年の目標はいくつにすんべと考えたが、結論が出ない。元旦どころか１月が終って２月も半ば。昨年は閏年、４年に一回しか達成できない目標を立てることができたが、今年はねぇ~。ある日曜日、新聞の書評で「泥酔懺悔」（筑摩書房）なる本があると知った。この本を参考に今年の目標値を決めようと決意した。
早速本屋へ出かけたが途中たまたまお昼時だったので、餃子のチェーン店で生ビールにキムチ、お燗したグラス紹興酒２杯に餃子２枚懺悔の種ならぬ昼食をいただいた。小さな本屋では置いていないと困るので、大きな本屋へ行った。本だらけだ。目的の本がどこにあるのかわからない。よくよく考えてみれば、読みたいなと思った本を買いに本屋に来たことはなかった。今まではブラッと本屋に立ち読みに入り気に入った本があれば買ったりしていた。随筆の棚を探したが、著者順に本が並べられているので、いろいろな著者の作品を集めた本なのでどの順番なのかわからない。店員さんに聞こうとカウンターへ向かったところ、端末画面を盛んにタッチしている人が目に入った。もしかして本を探しているのかも。案の定、私も「泥酔懺悔」で検索タッチ、「３階１４棚エッセーアンソロジー」。すぐそこにあった。
読んでみると、兎に角面白い。大酒のみも下戸も懺悔している。懺悔話がこんなにこんなに楽しいものなら、懺悔聴聞僧になっておけば良かった。
この本の中に、私がこの星取表を付けようとした動機と全く同じ心情が記されていた。
蒸留酒、醸造酒、この年になるまであれこれ飲んだけれども、死ぬまであとどのくらいの分量を飲めるだろうと思ってみると、あまり無茶せず、健康的にいまわの際まで飲んでいたく、だとしたら、どうも、アルコール度数の低い、交じりっけのない純米酒に極まるであろう。お米への感謝に自分でうっとりしながら昇天、だ。「白に白に白」（大道珠貴）より
しかし、私の場合はアルコール度数を低くするだけでは治まらなかった。酒量も減らす必要があった。そして
しかしながら、私には酒にかんして弱点がある。 飲みはじめたら途中でやめるということができないのである。どうしてもどうしても、できない。それこそ二十年近く、きりのよいところで飲むのをやめようと試みて、できない。逆立ちで歩けないように、できない。とことん飲むしかない。 そして、とことんへの過程で、記憶がなくなるのである。ある一定量飲むと、その後のことを覚えていない。「損だけど」（角田光代）より
そんなわけで、お酒を飲むのは２日にイッペンと相成った訳である。
で、今年の目標はどうなったのかというとまだ決められないでいる。１月の成績は１７勝１４敗、具体的な数値目標をたてなくてもこの成績ならばいいのかも。
一年の計は元旦にあり、基本的な目標はお酒を飲むのは２日に１日と決めているが、飲んだ日を負け飲まなかった日を勝ちとして毎年何勝すると細かな目標を立てている。さて今年の目標はいくつにすんべと考えたが、結論が出ない。元旦どころか１月が終って２月も半ば。昨年は閏年、４年に一回しか達成できない目標を立てることができたが、今年はねぇ~。ある日曜日、新聞の書評で「泥酔懺悔」（筑摩書房）なる本があると知った。この本を参考に今年の目標値を決めようと決意した。
早速本屋へ出かけたが途中たまたまお昼時だったので、餃子のチェーン店で生ビールにキムチ、お燗したグラス紹興酒２杯に餃子２枚懺悔の種ならぬ昼食をいただいた。小さな本屋では置いていないと困るので、大きな本屋へ行った。本だらけだ。目的の本がどこにあるのかわからない。よくよく考えてみれば、読みたいなと思った本を買いに本屋に来たことはなかった。今まではブラッと本屋に立ち読みに入り気に入った本があれば買ったりしていた。随筆の棚を探したが、著者順に本が並べられているので、いろいろな著者の作品を集めた本なのでどの順番なのかわからない。店員さんに聞こうとカウンターへ向かったところ、端末画面を盛んにタッチしている人が目に入った。もしかして本を探しているのかも。案の定、私も「泥酔懺悔」で検索タッチ、「３階１４棚エッセーアンソロジー」。すぐそこにあった。
読んでみると、兎に角面白い。大酒のみも下戸も懺悔している。懺悔話がこんなにこんなに楽しいものなら、懺悔聴聞僧になっておけば良かった。
この本の中に、私がこの星取表を付けようとした動機と全く同じ心情が記されていた。
蒸留酒、醸造酒、この年になるまであれこれ飲んだけれども、死ぬまであとどのくらいの分量を飲めるだろうと思ってみると、あまり無茶せず、健康的にいまわの際まで飲んでいたく、だとしたら、どうも、アルコール度数の低い、交じりっけのない純米酒に極まるであろう。お米への感謝に自分でうっとりしながら昇天、だ。「白に白に白」（大道珠貴）より
しかし、私の場合はアルコール度数を低くするだけでは治まらなかった。酒量も減らす必要があった。そして
しかしながら、私には酒にかんして弱点がある。 飲みはじめたら途中でやめるということができないのである。どうしてもどうしても、できない。それこそ二十年近く、きりのよいところで飲むのをやめようと試みて、できない。逆立ちで歩けないように、できない。とことん飲むしかない。 そして、とことんへの過程で、記憶がなくなるのである。ある一定量飲むと、その後のことを覚えていない。「損だけど」（角田光代）より
そんなわけで、お酒を飲むのは２日にイッペンと相成った訳である。
で、今年の目標はどうなったのかというとまだ決められないでいる。１月の成績は１７勝１４敗、具体的な数値目標をたてなくてもこの成績ならばいいのかも。
酔丸さんはホントよく努力してらっしゃいますよ。
私なんて全然無理、毎晩迷わずゴ―！！！迷ってもゴー！！！
適量がいけないんですよね、こうなったらとことん飲んで「泥酔」し続けて
連日ひどい二日酔いで具合が悪ければ、二度と飲むか！って気にも・・・
ならないであろうか・・・（冷汗）
by misato (2013-02-14 16:41)
misatoさん
適量を飲む、その極意を伝授願いたいものです。それができれば、毎日気軽に飲めるし、なくした記憶の心配をしなくて済みます。
by 酔丸 (2013-02-15 21:47)
ここ何年か１勝６敗（一升六杯ではない）をキープしている拙者にとって酔丸さんの勝率５割は夢のまた夢。
↑酒の適量？難しいですね～明日死んでも１００まで生きても良いように飲むことでしょうか・・笑）
by ＯＪＪ (2013-02-17 21:22)
ＯＪＪさん
何時死んでも良いようにですね。
死ぬ瞬間に意識があったら、我が人生に悔いなしと思うことでしょう。それと同時にもう一杯だけ飲みたいと思うと思います。やっぱり悔いが残ってしまうのでしょうね。
by 酔丸 (2013-02-18 21:32)
お~~~~~い 酔丸さん～ 起きてるか～～～ とっくに啓蟄過ぎたで～
by ＯＪＪ (2013-04-11 21:53)
おや、まぁ、もう四月も終わりですね。
by 酔丸 (2013-04-30 21:55)